カラオケが上手いことと歌が上手いことは違う?歌が上手くなるための5つの方法

どうも!
よっしー(@yosshi_life)です。

あなたは普段歌うとしたら、どこで歌いますでしょうか?
たいていの方は、カラオケになるのかなと思います。

カラオケ好きな方だとカラオケの採点機能を使って、高得点を取れているようであれば「歌が上手いな!」と自覚するようになると思います。

しかし、「カラオケで歌うのが上手い」ことと真に「歌が上手い」というのは全く別の話です。

いくらカラオケで高得点取っている方でも、ライブハウスとかで歌うのを聞いてもあんまり上手くないなと感じることがあります。
(カラオケで上手い人を批判する意図はないです。)

今回は、カラオケで歌うのが上手いだけが良くない理由と歌が上手くなるための方法について解説します。

Contents

カラオケが上手いと歌が上手いの違いについて


カラオケが上手いと歌が上手いの違い理由を解説する前に、まずはその2つの違いについて解説していきます。
・カラオケが上手い
音程やリズム、テクニックがカラオケ採点できっちりと出来て歌えていること

・歌が上手い
音程やリズムが多少外れる時もあるが、それよりも人の感情を揺さぶる歌が歌えること

それゆえに、カラオケが上手い=歌が上手いではなく、歌が上手い=カラオケが上手いというわけではないです。
歌が上手いと言われているボーカリストが自分の曲をカラオケで歌っても、点数が低い理由がこのためです。

まずは、この二つの違いを理解してみてください。

カラオケで歌うのが上手いだけが良くない理由


カラオケで歌うのが上手いだけが良くない理由については、以下のとおりです。
①カラオケで歌うことに慣れている
②機械的に採点されている要素が高ければ歌が上手いと思ってしまう
③カラオケ伴奏に合わせて歌っている
④歌う時に発音を意識出来ていない
⑤自分に合った歌か判断出来ていない

これらについて、一つずつ解説していきます。

カラオケで歌うことに慣れている

一つ目は、自分の声をちゃんと聞いていないことです。
カラオケで歌っていると、カラオケの伴奏がうるさかったり、マイクにエコー(反響)が入ったりして自分の声が正確に聞こえていません。

特にマイクのエコーは、大きくすると反響して聞こえるので自分の歌がすごく上手く聞こえてしまいます。

自分の声が正確に聞こえていないと、歌っていて出来ていない点が見えないのです。
例えば発音の仕方や細かいアクセント、リズム、音程といったものの輪郭がぼやけてしまいます。

カラオケで歌うことに慣れてしまうと、カラオケ以外の場面で歌った時にあまりの落差加減に落ち込んでしまいます。

カラオケは歌がそこまで上手くなくても、上手く歌を聞かせられる要素があるので、注意しましょう。

機械的に採点されている得点が高ければ歌が上手いと思ってしまう

2つ目は、機械的に採点されている得点が高ければ歌が上手いと思ってしまうことです。
カラオケの採点機能は、音程、リズム、ビブラート、しゃくり、こぶし等の要素を聞いて出来ているかどうかを機械的に判断します。

これらの要素がきちんと出来ていれば、採点機能が満足して高得点を出せます。
しかし歌って、誰に向かって歌うものでしょうか?

歌は、人に対して歌うものです。
いくらカラオケの採点機能が満足したところで、人が満足するとは限りません。

理由としては、人は歌の上手さだけではなく感情や表現の仕方も合わせて聞いています。
これらの要素を合わせて、人は初めて歌が上手いと認識するのです。

逆に機械は、感情や表現の仕方を採点出来ません。
カラオケで歌うことに慣れてしまうと、機械的な歌い方になってしまい真の意味で歌が上手いとは言えません。

歌は機械ではなく、人に対して歌うという意識を持つ必要があります。

カラオケの伴奏に合わせて歌っている

3つ目は、カラオケの伴奏に合わせて歌っていることです。
カラオケの伴奏は正確に演奏するので、間違えることはありません。

それゆえ、正確なリズムで歌うことの練習に関しては適しています。
しかし生の人間が伴奏した際は、何故かリズムが取れなくなる人が多く見られます。

原因としては、カラオケの伴奏のリズムに合わせて歌っていることです。
カラオケの伴奏のリズムが正確なあまり、リズムをカラオケに依存して歌ってしまいがちになります。

カラオケにリズムを依存する体質になると、自分でリズムを取ることが難しくなります。
結果として、生の人間の演奏時にリズムがずれるという結果に陥ります。

人間は全く同じリズムを、ずっと同じ感覚で刻むことがは出来ません。
一定のリズムを刻んでいるつもりでも、実際はほんの少しずれていたりします。

周りの環境に合わせて、リズムの取り方を考える必要があります。

歌う時に発音を意識出来ていない

4つ目は、歌う時に発音を意識出来ていないことです。
発音というのは、「か行、さ行」といった子音や「あ、い、う、え、お」の母音のことを指します。

カラオケで歌う時って、音程が取れていればいいと意識が先行してしまう傾向にあり、どう発音すればよく聞こえるかを意識する機会があまりないと思います。
その結果、人前で歌ってみると、「上手いけど何言っているかわからない」と言われてしまいます。

僕も一時期カラオケに通い詰めていた時期があったのですが、人前で歌ってみるとそんな感じのことを言われました。

歌は人に聞かせるものです。
感情に加えて言葉をきちんと伝えられないと、相手に何も伝わりませんので注意しましょう。

自分に合った歌か判断出来ていない

5つ目は、自分に合った歌か判断出来ていないことです。
カラオケの採点って、音程があっていればそれで得点につながるので声をどうやって出しているかというところは気にしません。

それゆえに、無理やり高い音を出したとしてもそれで合っていればそれでOKになります。
しかし、無理やり絞り出した声や高い声が出ないからと行って薄い裏声だけで歌うのを人が聞くと、不快になったり喉を心配されたりするマイナス要素となります。

また仮に出せたとしても、声質的にその高さの音が合っていない場合があります。

例えばスピッツのボーカルの草野マサムネさんと福山雅治さんの声質を比較してみます。
草野さんは高い声を心地よく綺麗に出せること、福山さんは低い音を心地よくかっこよく歌えることが特徴でタイプが違います。

仮に二人がお互いの歌を同じキーで歌えても、声質的に合わないので違和感を感じると思います。

このように自分に合っていない歌を歌うことは、歌っている側にも聞いている側もいい思いをしませんので注意しましょう。

歌が上手くなるための方法


歌が上手くなるための方法については、以下のとおりです。
①カラオケで歌う時はマイクのエコー機能を切る
②感情表現を意識して歌う
③自分でリズムを取って歌う
④歌詞をはっきり伝えるつもりで歌う
⑤ボイストレーニング教室に通う
これらについて、一つずつ解説していきます。

カラオケで歌う時はマイクのエコーを切る

一つ目は、カラオケで歌う時はマイクのエコーを切ることです。
マイクのエコーを切ることにより、本来の自分の声が聞こえます。

エコーを切った状態で、自分の声を聞くと出来ていない部分がたくさん見えてきます。
最初はかなり落ち込むことでしょう。

しかしそれがあなたの本当の声なので、しっかり向き合って聞いてください。
自分が本来出している声を聞いて改善することにより、真の意味で歌が上手くなります。

またその状態で、自分の歌を録音して後で聞くこともおススメします。
自分の声が気持ち悪かったり、さらに下手に聞こえて落ち込むかもしれませんが我慢して聴いてください。

自分の声と向き合って、しっかり練習してください。

以前の記事で、一人カラオケでの練習方法と自分の声の気持ち悪さの克服方法について解説しておりますので、よかったら併せてご参照ください。


感情表現を意識して歌う

2つ目は、感情表現を意識して歌うことです。
感情表現は、歌詞や曲に対する思いを人にきちんと伝えらえるかということです。

カラオケでしか歌う機会しかないと、誰に聞かせるために歌っているかということを忘れがちです。
場面ごとにきちんと歌の情景がわかるように、歌詞を理解し表現する必要があります。

感情表現が出来ないと棒読みになってしまうので、きちんと曲を理解して歌うようにしましょう。

棒読みになってしまうことの解消方法は、以下の記事で詳しく解説しておりますので、気になる方はご参照ください。

自分でリズムを取って歌う

3つは、自分でリズムを取って歌うことです。
カラオケの伴奏にリズムを合わせているうちは、まだまだ伴奏にリズムを支配されています。

その曲の基本的なリズムをきちんと覚えた後は、曲がなくても手や足等の自分の身体でリズムが取れるようにしましょう。
メトロノームを使って体にその曲のリズムを染み込ませることも効果的です。

そうすることにより、伴奏に依存せずにリズムが取れるようになります。
これが出来るようになると機械的ではない、自分のリズムを取れて歌が生きていきます。

自分のリズムが取れるようになったら、今度は伴奏の楽器のリズムをよく聞くようにしてください。
楽器のリズムをよく聞くことにより、どこに歌のアクセントをつければよいか理解出来るようになります。

自分の歌のリズムと楽器のリズムが合わさると、心地よいリズム(グルーブ感)が生まれます。

まずは曲のリズムをしっかり覚えて、リズムを取れるようにしましょう。

歌詞をはっきり伝えるつもりで歌う

4つ目は、歌詞をはっきり伝えるつもりで歌うことです。
いい歌を歌えても、歌詞が何言っているかわからないと曲の魅力が半減します。

歌詞を言葉として伝えるという意識を持つだけでだいぶ変わります。
言葉ははっきり歌わないと伝わらないので、それと同じ意識を持ってください。

言葉として伝えるにあたっては、子音と母音の使い方が大事になってきます。

子音がはっきり聞こえないことにより何言っているかわからないことが多くなります。
子音を意識して歌うだけでも、歌詞が聞き取りやすくなり聞こえ方がだいぶ変わります。

また子音をある程度コントロール出来ると、そこにリズムが生まれるのでかっこよく聞こえます。

また母音を高い音やアクセントを入れたい位置ではっきり歌うと、高い音が歌いやすくなりますし強調して聞こえて歌詞が聞きやすくなります。

子音と母音をコントロールして、歌詞を上手く伝えられるようにしてください。

ボイストレーニング教室に通う

5つ目は、ボイストレーニング教室に通うことです。
歌が上手くなるには、これが一番最速かなと思います。

理由としましては、今まで説明してきた上手くなる要素が出来ているかを自分で確認することが難しいからです。
客観的にボイストレーニングの先生に見てもらうことにより、出来ている部分とそうでない部分をわかります。

僕もカラオケでよく歌っていたので歌にはある程度自信があったのですが、ボイストレーニングに通った当初は何も出来ていなかったことがわかり愕然としたものです。

しかし自分のことを知れたいい機会だと思いました。

早く上達したいと思う方には、ボイストレーニング教室に通うことをおススメします。

また無料体験をやっているところも多いので、気軽に行ってみてください。


最後に


カラオケは歌を歌う機会を身近にしてくれた素敵なツールです。
音程や基本的なリズムの取り方なんかというも、採点機能を使えば機械的に合わせてくれるので練習に使うことは良いことです。

しかし、本来の歌の得点は機械では採点できません。
音程やリズムに加えて、感情表現や言い回し、フレーズごとのリズムの乗り方等を総合的に見て歌の上手さは判断されます。

カラオケが元々上手い方は、意識すれば歌も上手くなると思います。
本当に歌が上手くなりたいのであれば、誰に向かって歌っているのか今一度自問自答して歌うようにしましょう。


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